今日は節分。当校も豆まきをしました。
もちろん、まいたのは「ピーナッツ」(落花生)です。
「ん?それが、何か?」(青森県民)
「ありえん。大豆だろ、ふつう。」(関東以西)
校長(川崎市出身、千葉市在住30年)にとって、節分の豆まきは「とうぜん」煎り大豆でしたから、落花生をまくのはごく最近の流行かと思いました。
ところが、青森県出身の学生時代の友人にたずねたところ、「中学校で豆まき用に落花生が配られていた。」というので、50年前にはすでに定着していたことがわかります。
落花生を節分にまくのは山形県以外の東北全県と北海道及びその他の四県だそうです。青森県は全地域100%落花生です。
なぜ、落花生なのか? わかりません。教えてください。仕掛け人がいたのでしょうか。
ちなみに、生産量日本一の千葉県では落花生をまきません。県民の生活を支える落花生を粗末にするわけがないからです。
青森県の母体になった旧、八戸藩、南部藩、津軽藩は米の不作に苦しめられました。大豆は藩財政を支えた極めて重要な商品作物だったのです。大豆をぶちまけるわけがありません。もっとも江戸時代に落花生を投げていたかは不明です。